multipleminorityidentities’s blog

気づけばアラフォーになっていたギフテッドなゲイの日常

永遠の父親

自分の人生の中で、自分を守る存在というのが大きなテーマになっていると感じる。普通の家庭に生まれ育った人なら、そういうのって親とかそれに代わる人がその役を務めると思うんだけど、家族を含む並大抵の人よりも高スペックに生まれて、家族の無知・偏見にも晒され、安心感を持てないまま彼らを警戒しながら育った。一人では世界に押し潰されるんじゃないかという不安を抱えていて、怖がりで人間不信気味なのに甘えん坊な大人になった。だからなのか、年上で知能の高い男性を一旦信頼するとデレデレ甘えて身を預けたくなってしまう。

単に年上のゲイ男性というだけならたくさんいて、好意をもってくれる人も結構いる。でも困ったことに、こちらから身を預けたくなるような男性にはあまり出会わない(短期間と割り切る関係なら別)。*1誰かと付き合っても、良さそうかもと思った人が低スペックっぽい言動を続けると不安になって一気に不信感が芽生えてしまう。愛情で乗り切ることはできない。そういう相手には愛情を持てないし、どちらかというと「厄介ごとをもたらす気を抜けない相手」という感覚。

更に困ったことに、「年上」の程度によっては短い期間しか一緒に過ごせないし、一緒に過ごすかなりの時間を旅行や濃厚なセックスとかじゃなく相手の介護に使うことになりそう。関係が上手くいったとして、10歳年上とかならまだしも、20歳、30歳年の差があるとその線が濃厚になってくる。それでも一緒に居られるだけ幸せなのかもしれないけど。

*1:知能の高い人は人口が少ないので、知能の高い仲間に出会うことがあってもその多くはノンケ。