同性愛関連の悲しい話を読んで思ったこと。都市と田舎では色々な格差がある。同性愛についてもそれは同じで、田舎のゲイたちは自分たちが同性愛者であると仮定すらしてもらえず、地元の人たちからの結婚・子作り・旧来的な集団の維持への圧力を受けやすい。*1田舎では都市部と違って地元の人たちの教育水準も平均的に低いし、確率的にほぼ全員普通IQなのでレクチャーすれば同性愛についていきなり理解できて頭を切り替えられるってものでもない。中学高校レベルの保健や生物の知識すら怪しいし一旦信じたことをなかなか手放さない。
そんな中で、小さい頃から旧来的な考え方が当たり前だという一種の洗脳を受けて育って、周りからの圧力や期待に答えようとしてしまう人はそれなりにいる模様。*2洗脳されてなくても世間体が大事だったり気弱だったり村八分にされるリスクがあったり責任を負う立場だったりして折れてしまう人も。それにみんな他にも事情があるし、同性愛者が異性と結婚することが必ずしも悪とは言い難いけど、話がややこしい分バッドエンドのシナリオが色々予想できてしまう。相手が同性愛者と知らされずに結婚するノンケの人もかわいそう。結婚して子供もできたけど実は相手が自分を選んだのは世間体のためで、惚れてたからじゃありませんでしたどうしたらいいの、みたいな。*3
自分も地方の田舎出身なんだけど、地元で女性と結婚するなんてまっぴらごめんだったから実家には戻らなかった。親は面倒な毒親なのでカミングアウト自爆攻撃もした。*4自分は親の人生を生きてるわけじゃないし自分には自分の人生があるから。「親を喜ばせたい」と言うゲイもよくいるけどそれを親の都合通りに生きることと履き違えてはいけないし、もしもっともらしい理由をつけて自分の心の弱さから目を逸らしているなら、親の問題ではなく自分の問題と認めるべき。*5親も自身の幸せを他人にアウトソースすべきではない。