multipleminorityidentities’s blog

気づけばアラフォーになっていたギフテッドなゲイの日常

繋がりたくないでござる

「だれかに認知されるのがとにかく嫌だ」という感覚

これを読んだ。めっちゃ分かる。行きつけの店で「いつもありがとうございます」とか言われるのめっちゃやだ。「私はお前のことを把握しているぞこれからもよろしくね」的な。何回も見かける客だったらそりゃ顔も覚えるだろうし、裏で把握されてる分には別にいいんだけど、それをアピられるの怖い。向こうとしては親密さアピールで顧客の定着を目論んでるか、単にその個人が外向的でフレンドリーなのかもだけど、こっちはプライベートな空間に勝手に上がり込まれたような気分になる。ま、物理的にはこっちが向こうのテリトリーにいる訳だけど。

なんで自分が一人でふらふら入店してるかって、それはリアルの人間から離れたいからってことでもある。周囲の環境に紛れて一人になってほっとして好きに行動したいから一人でいるのに、「ジャジャーンあなたは一人じゃありませんよ!私はあなたに気付いてますよ!」なんて対面でアピールされたらビビってしまうわ。寂しがり屋な人はそれで嬉しい人もいるみたいだし一概にどっちがいいとは言えないけど、知り合いでも何でもないし、プライバシーをくれ・・・。こっちは店の人と交流したくて行ってるんじゃなくて店が提供してるサービスが目的で行ってる訳で。なんか相手が不在のまま自分の熱意をプッシュしてくる感じで、身動きが取れなくて息苦しいっつーか、何とも言えない居心地の悪さを感じる。結局心を許してない相手に主導権を渡したくないってことなんだろうけど。野良猫みたいにご飯置いといてくれたら食べるけど直接触りに来ないでほしい。

ちな、自分はこの増田と違って、行きつけの店ではないシチュエーションで一度限りの相手に話しかけられたら、ちょっとした世間話くらいだったら構わない(少しなら)。でも踏み込まれたら嫌かな。