物事の要点を抽出するのってまず俯瞰が必要だと思うんだけど、そこそこ優秀なはずなのにそれができない人ってのがいるらしい。新しい情報が入るたびに本題から外れていって、なまじ「優秀」だからトンチンカンな質問とかをすごい勢いでしてくるタイプ。ワーキングメモリが足りなくなって木から降りれなくなった猫みたいになるんじゃないかと。自分だって別にワーキングメモリを自慢できるほどだとは思ってない訳だけど、こういう人に限って相手と自分の関係が見えてなくて一個人としてべったり絡んできて、こっちの時間をどんどん奪ってくるからこっちは自分の仕事をする時間が取れなくなる。
もう一つ。仕事で集中力が足りないっぽい人がよくいるんだけど、普通の人ってもしかして何かに集中すること自体が難しいのか？集中っつっても情報の取捨選択とか解像とか保持とかいろいろあるだろうけど。自分にとっては軽くやれて集中力が必要とも思ってないような作業でも、彼らは何かの出力を一時的に上げるためにものすごいリソースをつぎ込んでるっぽい。ベテランの大先輩までもが「あれはすごく集中しないといけなくてきつい」なんて言い出す始末。そりゃみんなちょっとしたタスクでもミスりまくるはずだわ。でもなぜかこういうタスクは誰でもできて当たり前って共通認識がなんとなくあるっぽいのが謎。
